純香の星読みブログ

占星術ビギナー向けブログ

誰かといたい ひとりになりたい

天王星の話を続けます。

人との交流に関心が高い水サインと風サイン

誰しも寂しさから誰かといたいと思うことがあるだろうし、
ひとりになりたいという気持ちがある時もあると思います。
占星術でコミュニケーション、人との交流はいろんな形で出てきますが、
いちばん大まかに分けるなら、水サイン(蟹座・蠍座魚座)と
風サイン(双子座・天秤座・水瓶座)が関与してきます。

水サインの交流スタイル

水サインは「くっつく」スタイルの交流なので
いつも一緒に行動したり、時にべったりだったり、なんとなく流れで一緒にいるなど
相手に同調する、共感することが重要ポイントです。
物理的な共存、共同作業や、心理的な共感と「同じ」であるスタイルです。

風サインの交流スタイル

一方で風サインは「散らす」スタイルの交流なので
知的な会話や好奇心が満たされるコミュニケーションを好むので
同意見でなくても楽しめるし、WEB上のメールやチャット、スマホ
のLINEなどだけでも満足を得られることも多いです。
水サインとの違いは「違っていてむしろ楽しい」個性を楽しむ交流スタイルです。

火と土のサインの人間関心度はやや低め

もちろん火のサイン(牡羊座・獅子座・射手座)や
土のサイン(牡牛座・乙女座・山羊座)に天体を持つ人たちが
人との交流に無関心だというわけではありません。
ただ、水サインや風サインが人間そのものを対象とする
関心があるという共通点に比べると、
火や土のサインは対人間を必要としないものに
目的や目標が多いのです。
火であればスポーツだったり、精神的な世界だったり、
土であればものづくりだったり、仕事やビジネスそのものだったり、
必ずしも対象は「人間」である必要はないのです。

ハウスでいうならば風のサインである3、7、11ハウス、
水のサインである4、8、12ハウスに天体があれば、
人との交流の活動に時間を割くことが多くなると思いますが、
実際は年齢域の時期、進行の月の時期などによっては
人との交流が減る時期もあるでしょう。

コミュニケーションスタイルをハウスで見る

さて、話を最近綴ってきた天王星を絡めて、コミュニケーションの
在り方の例を純香の例で語りたいと思います。
純香の天体は主に3、4、7、8、9ハウスに天体がそれぞれの
ハウスに点在しています。
つまり前述した人の交流である主なハウスが4つあるので、
人生において人に対しての関心や交流は重要項目でした。
水星期・太陽期は7ハウス、金星期は8ハウス、
火星期は4ハウス、木星期は3ハウスと、対面・WEB上など
スタイルは色々ですが、学童期から思春期、大人になってからも、
他者への関心、時に依存性もあったりと
たくさんの悲喜こもごもな体験をしてきました。

天王星は人との距離を取る

そしてここ最近、そう言った人との交流が中心だった純香を
大いに悩ませてるのがトランジットの天王星です。
ネイタルの火星にここ2年ずっとトランジットの天王星
オポジションになっていたので、天王星の「距離を取る」という意識が
ずっとあり、どうしても近くに人がいると条件反射的に
離れたくなっていました。

電車の中、スーパーの中、ジムのスタジオ内ありとあらゆる公共の場で
自分より半径1m以内でも近づくと嫌で、すっと離れたり
逃げるように避けていました。
コロナ禍が始まった頃だったので、ある意味ソーシャルディスタンスを
取れるのでむしろいいことなのかもしれませんが、
公私とも、そして心身とも人が近づくことが時に苦痛、時に不快で
困ったことの方が多いのです😢。もちろん全員というわけでなく、
見知らぬ他人や交流のない他者が対象なのですが。

孤独の限界を迎える

しかしながら、こんなことを続けていると、いくら自由をいちばん大切にしている
水瓶座天王星カラーが強い純香でも、公私ともほとんどひとりでいると
さすがにどんどん心のバランスが崩れてきました。
特に辛い時、悲しい時などネガティブな気分になると顕著です。
その反動で買い物依存症、スイーツ依存症、ガーデニングに没頭したり、
気に入った映画をヘビーリピートして観るなどという危うい生活になってしまいました。

それでもひとりの自由を選ぶ

あらゆる場で、みんなで楽しそうにワイワイしているところを見るといいなあ、
私も一緒に入れたら楽しいかなあと、時々羨ましさと寂しい気持ちになるのに
それ以上に、ひとりでいる自由を選んでしまうのです。
大勢と関わることで生まれる義理や義務、求められるであろう協調性の
煩わしさへの嫌悪が上回り、だったら
どんなに孤独でもひとりの方がましと、その道を選んでしまうのです。

これは純香の金星と冥王星オポジションなこともあり、
付き合いがオールオアナッシングな体験も多く、とことん誰かに尽くしたり、
好きになったりしては、色々過剰すぎて別れを繰り返すことに疲れたこともあり、
ひとりが楽的な流れになったともいえます。
ほどほどの付き合いが苦手なんですね😢。
また、水瓶座の水星と蠍座の火星がスクエアであり、
自由と他者依存の両方大事、という矛盾を抱えた価値観を持っていることも
単に「ひとりが好き」だけでは済まないところですね。

異なる価値観の矛盾とその対策

こういう矛盾はアスペクトでいう、スクエアでよく体現されます。
けれど違う価値観、でも両方持っているから生まれる葛藤は
何かを生み出す時や方向転換に役立ちます。
しんどいけどね。水と火、風と土、いろんな組み合わせの矛盾である
スクエアだけど解決策は必ずあります。
それはぐるぐる悩んでいる時に、トランジットでやってくる星がヒントをくれます。

天王星は単純に人と離れろというサインだけでなく、
思考感覚の牡牛座のトランジットの天王星なので、新しい考え方の導入が必要とも取れます。
刷り込まれた古い思考を塗り替えていく。
長い時間をかけた信念や思い込みを変えていくには、繰り返し体に覚えさせるぐらいの覚悟が
必要なのかもしれません。そのための「ひとりで考える」ための
人と離れるタイムラインなのかもしれません。

ひとりはちょっと寂しい。
でもそれ以上に、自分が輝くためにひとりで楽しむ術を学ぶ必要がある
んじゃないかと思うのです。